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    涙活vol.1「Coda あいのうた」 - 泣けるおススメ映画

    『コーダ あいのうた』全国公開中
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    監督・脚本:シアン・ヘダー 出演:エミリア・ジョーンズ「ロック&キー」、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ『シング・ストリート』、マーリー・マトリン『愛は静けさの中に』
    原題:CODA|2021年|アメリカ|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|112分|字幕翻訳:古田由紀子|PG12 
    配給:ギャガ GAGA★  © 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
    公式HP:gaga.ne.jp/coda

    最近、ストレス解消方法として“涙活(るいかつ)”が注目されています。「涙活」とは、意識的に泣くことで、ストレスを解消する活動のことです。

    涙を流すと、緊張や興奮しているときに優位となる交感神経から、脳がリラックスした状態となる副交感神経に切り替わります。ただし、このときに流す涙は玉ねぎを刻んで反射として出る涙ではなく、悲しみや感動という情動が伴っていることがポイント。


    ― 涙活3ヵ条 ―
    • ◦ 泣く気持ちにブレーキを踏むな!アクセルのみ!
    • ◦ 涙は拭かない!涙は最高の保湿剤!
    • ◦ 心を開放あるのみ!

    心が感動し涙を流せるポジティブな「涙活」ができるように、このコーナーでは“泣いて泣いて泣きまくれる映画”をご紹介していきます。

    今回は、第94回アカデミー賞で作品賞に輝いた映画「コーダあいのうた」をご紹介。家族の中で唯一耳が聞こえるという運命のもとで育った、少女ルビーの物語です。

    「Coda あいのうた」 あらすじ

    アメリカのマサチューセッツ州にある小さな町に暮らす高校生のルビー。
    両親と兄の4人家族の中でルビーだけ耳が聞こえるため、幼いころから家族のコミュニケーションを手助けし、家業の漁業も毎日手伝っていた。



    新学期になると、ルビーは秘かに思いを寄せるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブに入り、そこで顧問の教師から歌の才能を見いだされる。教師はボストンの名門音楽大学を受験するよう強く進めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は才能を信じられず、家業も助けが必要なことからから大反対。

    ルビーは夢を諦め家族を支えることを選ぶが、思いがけない方法で父は娘の才能に気づく。

    覚えておきたい手話をご紹介

    この映画は笑えるシーンが多く、ユーモアのあふれた映画です。
    でも、ある瞬間に現実の過酷さや辛さが描かれ、胸を熱くさせるシーンが満載なのです。

    家族が娘ルビーの「歌」を聞くことができず、その才能が理解できない辛さ、ルビー自身が歌の楽しさを伝えたくてもできないもどかしさに、観ている方もハラハラします。

    そして、父として、母としての気持ち、兄としての思いが涙腺を崩壊させます。

    ルビーが歌う“Both Sides Now”ではすばらしい歌声とともに観客を容赦なく涙の海にダイブさせてくれます。

    この映画をさらに楽しめるポイントが2つあります。

    1つ目は、両親・兄役の俳優は実際に耳が聞こえません。
    耳の聞こえない人の役は、耳の聞こえない俳優が演じる。これはとても重要なことで、そのようなキャスティングがハリウッド映画では当たり前になってきているのです。
    つまり、「耳の聞こえない俳優のチャンスを奪わない」ということです。

    そしてポイント2つ目は、I Really Love You(私はあなたを本当に愛している)」という手話を覚えてから見ること。
    手話があまり字幕表示されないので、この手話を覚えておくだけで、感動が深まります。
     
    覚えておきたい手話① I Love You
     
    I Love Youの手話
     
    覚えておきたい手話② I Really Love You
     
    I Really Love Youの手話

    そして、素晴らしいことに第94回アカデミー賞で作品賞・助演男優賞・脚色賞の3部門を受賞しました。
    手話での演技がこれほど表現豊かで心を打つのかと、素晴らしい役者ならではと思わせる1本です。

    最後に…

    「涙を一粒流しただけで、1週間ストレス解消効果が持続する」と言われている涙活。
    ポイントは、ポジティブな涙です。映画やドラマ、音楽や小説を介することで気持ちを開放し、我慢せず思う存分泣きましょう。

    この映画を観た後、皆さんの心がより一層前向きな気持ちになっていることを祈っています。
    次回も、どうぞお楽しみに!

     書いた人 
    • 監修者写真
      あーやん
      映画コラムニスト
      ライター/動画制作

       

    • とにかく映画が大好き。物心ついたころから父親に連れられて社会派映画からエンタメ映画を観まくりながら育つ。
      学生時代はミニシアターを渡り歩く日々。
      オトナになった現在も、平日・休日問わずで、映画鑑賞が生活の一部。

      目の前にスイーツとコーヒーを並べて映画を観るのが至福の時間♡