
この記事では、アクティブシニアに最適な、2025年のウォーキングシューズを3選紹介します。健やかな毎日のウォーキングをサポートする、膝にやさしい設計と歩きやすさを重視。健康寿命を伸ばすために、厚生労働省推奨の歩数目安も交えながら、選び方をガイドします。
なぜアクティブシニアにウォーキングシューズが必要なのか

“人生100年時代”と言われる今、ただ長生きするだけでなく“健康寿命”を延ばすことが重要になっています。
厚生労働省の調査によると、高齢者は1日6,000歩以上の歩行(身体活動1日40分以上)が心身の健康維持に効果的とされており、とくに中高年以降では日常的なウォーキングが生活習慣病予防や筋力低下防止につながると報告されています。
無理なく続けられる運動の代表がウォーキングですが、ここで大切なのが“足元の環境”です。適切なシューズを選ぶかどうかで、膝や腰への負担は大きく変わってきます。
参考:健康日本21(第三次)における身体活動・運動の目標|厚生労働省 健康日本21アクション支援システム 健康づくりサポートネット普通のスニーカーでは不十分な理由
一般的なスニーカーは若年層向けに作られており、軽快さやデザイン性を重視する一方で、高齢者特有の足の変化(筋力低下・外反母趾・土踏まずの低下など)に対応できない場合が多いです。
結果として“膝が痛い”“長く歩けない”といった不満や不安を抱え、せっかく始めたウォーキング習慣が続かなくなってしまうケースもあります。
そこで注目されているのが、高齢者やアクティブシニアに特化したウォーキングシューズ。これらは、クッション性・安定性・履きやすさを兼ね備え、毎日の散歩や買い物、旅行などを快適にサポートしてくれるのです。
高齢者がウォーキングシューズを選ぶときの主な悩み

膝や関節の負担を軽減したい
“歩くと膝が痛む”という声はアクティブシニア世代で非常に多く聞かれます。これは加齢による関節軟骨のすり減りや筋力低下が背景にあり、適切な靴を選ぶことでかなり改善できます。衝撃吸収性の高いソールや関節をサポートする設計が大切です。
幅広・甲高など、足型に合う靴が見つからない
年齢を重ねると足のアーチが崩れやすくなり、幅広や甲高になりやすい傾向があります。一般的な靴では窮屈に感じたり、逆に大きめを選んで靴の中で足が遊んでしまったりすることも。ウォーキングシューズは足型に配慮したサイズ展開が豊富で、フィット感を得やすいのが魅力です。
脱ぎ履きのしやすさ(面ファスナー・ファスナー付など)
毎日履く靴だからこそ“脱ぎ履きのしやすさ”も重要なポイントです。特に膝や腰をかがめにくい方にとって、面ファスナーやファスナー付きモデルは快適。サッと履けてストレスがないため、歩く習慣を妨げません。
機能性とデザイン性を両立したい
従来の“シニアシューズ”には、デザイン面で物足りなさを感じる方も多かったのではないでしょうか。最近では普段使いしやすい見た目と高機能性を両立したシューズが増えており、アクティブに活動したい方にぴったりです。
アクティブシニアのためのウォーキングシューズ選びのポイント

軽量で歩きやすいクッション性
シューズの軽さは、歩き続ける上でとても大切です。特にシニア世代は筋力が若い頃よりも低下しているため、軽量設計+高反発クッションの靴が歩行をサポートしてくれます。
安定感を高めるソールとグリップ力
不安定な路面でもしっかり地面をつかむ「グリップ力」は転倒防止に直結します。ソールの設計やラバー素材の工夫が安全性を大きく左右します。
フィット感とサポート力(インソールの重要性)
アクティブシニア用のシューズには、土踏まずやかかとを支える立体インソールを搭載しているものが多く、長時間の歩行でも疲れにくい仕様です。足のトラブル予防にも役立ちます。
シーンに合わせたデザイン(普段使い・旅行・散歩)
毎日の散歩に使う一足と、旅行で長時間歩くときの一足を使い分けるのもおすすめです。デザインもカジュアル・スポーティ・シンプルと幅広く、シーンに応じた選び方ができます。
アクティブシニアにおすすめのウォーキングシューズ【3選】

アシックス商事 ウェルネスウォーカー ニーズアップ W020 / M012
アシックス商事の“ウェルネスウォーカー ニーズアップ W020 /M012”は、膝や関節の負担を軽減しながら快適に歩ける設計が特徴の一足です。
(W020は女性用、M012は男性用)
独自のソール構造により着地時の衝撃を吸収し、推進力に変えてくれるため、長時間の散歩でも疲れにくいのが魅力です。
また、履き口が広く、脱ぎ履きしやすい点もシニア世代に好評。見た目もカジュアルで普段使いに馴染みやすく、“おしゃれを楽しみたいけれど足の健康も大事にしたい”という方におすすめです。