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    【むくみ改善】理学療法士がおすすめする対策方法をご紹介!

    むくみ改善グッズ

    心臓・腎臓・肝臓の病気など、様々な原因によって足のむくみは生じますが、最も多いのは「生活習慣」です。 この記事では、むくみの原因やチェック方法、そして対策として日常生活での注意点やセルフケアの行い方を解説しています。


    この記事のポイント

    • むくみが起こる原因は生活習慣?!
    • 生活習慣の見直しでむくみ改善
    • 気軽に実践できるセルフケア


    むくみのメカニズム

    人のカラダは、心臓から血液が全身の細胞へ動脈という道を使って、酸素や栄養分を送り届けています。 同時に細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収して、静脈という道を使って心臓に血液を戻します。

    この流れの中で、足から心臓に戻る血液は、重力に逆らって心臓に戻ることになります。 そこで血液を戻すためのポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉です。
    人間の下半身には全体の約7割もの血液が集まっていて、ふくらはぎの筋肉が動くことで血液を心臓に戻しています。 これが何らかの理由でうまく流れなくなると、ふくらはぎで血液が停滞して、毛細血管から水分が流れ出すことで足のむくみが発生します。


    むくむ仕組み

    セルフチェックの方法

    足のすねを手の指で5秒間押してへこませましょう。
    通常はへこんだ部分はすぐに元に戻りますが、皮膚が10秒以上へこんだままの場合、「むくみあり」と判断されます。


    むくみチェック

    むくみの原因である体の水分は重力によって足に落ちてきますので、生活習慣が原因のむくみでは朝は軽減していますが、夕方から夜にかけて強くなります。
    朝と夜でむくみの程度が異なるかも観察してみましょう。

    以下の症状を伴う方は、むくみの原因が病気である可能性もありますので、病院の受診をおすすめします。

    • むくみが一日中もしくは何日も持続している
    • 足の血管がボコボコ浮き出ている
    • 足を押した際に痛みがある
    • むくみのある場所を触ると熱をおびている
    • 急激な体重増加
    • 顔やまぶたもむくむ
    • 尿の出が悪い
    • 坂道や階段で息が切れるようになった

    むくみの原因となる生活習慣

    病気が原因のむくみ以外は生活習慣に原因があるといっても過言ではありません。
    セルフチェックで「むくみあり」と判断された方は以下の生活習慣を見直してみましょう。


    長時間同じ姿勢でいる

    立ち仕事やデスクワークなど、ずっと同じ姿勢でいると、ふくらはぎの動きが少なくなり、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなってしまいます。
    その結果、足の血液が心臓に戻りにくくなり、停滞してむくみに繋がります。


    姿勢

    運動不足による筋力の低下

    運動不足によってふくらはぎの筋肉が衰えると、ポンプ機能が低下し、足の血液を心臓へ送り戻す効率が悪くなります。
    また、過度なダイエットによって足の筋肉が弱ってしまう状態もこれと同様に、ポンプがうまく働かない結果となってしまいます。


    栄養バランス

    塩分(ナトリウム)の高い食べ物を摂りすぎるとむくみの原因となります。 ナトリウムには水分を抱え込む性質があり、カラダの余分な水分をうまく排出できなくなります。
    調理時にはレモンや酢などの酸味、ハーブなどの香辛料、出汁を使うようにすると、塩分を控えられます。 また、ほうれん草や小松菜、アボカド、バナナなどに多く含まれるカリウムにはナトリウムの排出を促進する効果がありますので積極的に摂取しましょう。


    アルコール

    アルコールは脱水作用があるため、飲みすぎるとカラダの水分が失われ、血液の濃度が高くなります。
    カラダは危険を回避するために血管内に水分を取り込み、血液の濃度を低くしようとします。 この時に取り込んだ水分の一部がむくみとなります。


    体温調節

    エアコンなどで温度変化のない環境の中で長時間過ごしていると、体温を調節する自律神経の働きが鈍くなり、水分代謝が低下し、むくみの原因になります。
    また、カラダの冷えは末梢の血管まで血液が循環しなくなり、むくみにつながります。 靴下や手袋、カイロを使うなどして、手足が冷えないようにしましょう。手浴や足湯もおすすめです。


    むくみ対策セルフケア

    生活習慣の見直しに加えて、マッサージや運動を行うことで効果的にむくみを改善することができます。


    マッサージ

    筋肉が固くなり血管を圧迫していると血液の流れを良くするために運動を行っても効果が下がってしまいます。
    まずはマッサージをしていきましょう。


    膝裏のマッサージ

    膝の裏にあるくぼみを押します。


    膝裏マッサージ

    ➀ 床に座って片方の膝を立てます。
    ➁ 指の腹を膝の裏側(くぼみ)に当てます。
    ➂ 3秒かけて押し、3秒手を止め、3秒で緩めるを繰り返します。


    ふくらはぎのマッサージ

    効果的なマッサージとなるよう、ゆっくりと行いましょう。


    ふくらはぎマッサージ

    ➀ 足の末端から心臓に向けてほぐしていきます。
    ➁ ふくらはぎの筋肉を両方向に引きはがすようにマッサージしていきましょう。
    ➂ 足首から少しずつ膝の手間までずらしていきます。


    運動

    むくみ改善にはウォーキングや階段の上り下りも効果がありますが、より手軽に行える方法をご紹介していきます。


    足指グーパー

    最初は曲がりにくいかもしれませんが、徐々にほぐれて曲がるようになっていきます。


    足指グーパーマッサージ

    ➀ 足指を第二関節から曲げ伸ばしをします。
    ➁ 第一関節しか曲げられない方は、手でサポートしながら行いましょう。


    かかと上げ下げ

    つま先立ちをすることで、血液ポンプ機能のある「ふくらはぎ」を効果的に鍛えられます。


    かかと上げ下げマッサージ

    ➀ 足元に物がないかなど、周囲の環境を確認しましょう。
    ➁ 足の第一関節の先端だけを地面につけるように、つま先立ちになります。
    ※バランスを崩す危険があるため、不安がある方は壁や家具などに手を添えて行ってください


    手脚ブルブル

    血流が良くなり、むくみの改善に効果的です。


    手足ブルブルマッサージ

    ➀ 仰向けになります。
    ➁ 両手足を上げて小刻みに揺らします。両手足を揺らすスピードは気持ちいいと感じるスピードでOK!


    足を挙げて休憩

    足を上げて横になると、足にたまった血液や水分が心臓に戻りやすくなります。


    足をあげて休憩

    横になって休む際には、足を約10㎝(心臓より高い位置)挙げるようにしましょう。


    忙しい生活の中でセルフケアを行う時間がなかなかとれない方には、ながら運動もできる便利グッズを活用することもおすすめです。


    「【むくみ改善】理学療法士がおすすめする対策方法をご紹介!」まとめ

    生活習慣によって引き起こされるむくみについて解説しました。
    むくみ解消を心掛けた生活を続ければ基礎代謝も上がり、肩こりや腰痛・頭痛・冷え症などの予防や改善にも効果が期待できます。 セルフケアを習慣化することでむくみを予防してスッキリとした生活を手に入れましょう。
    SONOSAKI LIFEでは、健康づくりに役立つ情報や介護の「お悩み」に寄り添う情報をお届けしております。他のコラムも是非、ご覧ください。

     記事監修 
    • 監修者写真
      小林 修
      株式会社DIGITAL LIFE
      WEBサービス事業
      理学療法士
      社会福祉主事

       

    • 大学卒業後、理学療法士や介護事業所の管理者としてデイサービス、特別養護老人ホーム、ショートステイなど、10年以上の現場経験があり、介護サービスの運営、スタッフ教育に従事。
      現在は介護現場で培った経験を活かし、健康増進サービスの企画、開発に携わっている。