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涙活vol.2「湯を沸かすほどの熱い愛」 - 泣けるおススメ映画

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『湯を沸かすほどの熱い愛』
好評発売中&レンタル中
【Blu-ray通常版】¥4,800(税込¥5,280)
【DVD通常版】¥3,800(税別¥4,180)
発売元:クロックワークス
販売元:TCエンタテインメント
©2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
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今回は2016年に公開された日本映画「湯を沸かすほどの熱い愛」をご紹介。
主演は宮沢りえ、脚本・監督は中野量太(本作が長編デビュー作)で、第40回日本アカデミー賞では優秀作品賞、優秀主演女優賞など6部門を受賞しました。

「湯を沸かすほどの熱い愛」あらすじ

夫の一浩(オダギリジョー)とともに銭湯「幸の湯」を営んでいた双葉(宮沢りえ)。しかし、一浩が1年前に家を出ていき、銭湯は休業状態。双葉はパートで生計を立てながら、持ち前の明るさで娘の安澄(杉咲花)を育て頑張ってきた。だがある日、双葉がパート先で倒れ、精密検査で末期がんを告知される。突然の余命宣告に落ち込む双葉だが、現実を受け容れ、「絶対にやっておくべきこと」を着実にやり遂げていく。

家出した夫を連れもどし、銭湯を再開させる。気が優しすぎる娘を独り立ちさせる…。
すべてを包み込む優しさと芯の強さを持つ双葉が、残さねばならない者たちのために懸命に生をまっとうしていく。

家族写真

【見どころチェック!】実力派揃いの俳優陣と新人監督が織りなす感動作

よくある余命を題材にした「お涙ちょうだい」的な映画かと思いきや、良い意味で期待を裏切る映画です。
まず注目したいポイントは実力派俳優の渾身の演技。原作もない新人監督のオリジナル作品に、宮沢りえは出演を即決したとか。オダギリジョーや杉咲花、松坂桃季らが繰り広げる演技にぐいぐいと引き込まれ、深い家族愛をリアルに感じることができます。オダギリジョーのダメ父ちゃんっぷりが、かなりいい味を出しています。

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双葉の悩み、葛藤しながら家族をひとつにまとめようとする行動には、「自分がいなくなっても大丈夫なように」という思いがバンバン伝わり、胸が熱くなります。
娘たちの心が強く変化する数々のシーンは、不思議な安堵感と感動が入り交じり、涙腺がコントロールできず…ハンカチの出番かも。

映画中盤に「お母ちゃんの遺伝子がちょっとだけあった」という安澄のセリフがありますが、この先のストーリー展開で非常に感慨深いセリフとなります。

そして双葉の「死にたくない」という気持ち。容体が徐々に悪化していく中で死を受け入れながらも抗う姿が切なく、観る者の心に直球で揺さぶりをかけてきます。
ラストまで驚きの伏線回収の展開が続き、後半は映画のタイトルのような熱湯が目頭からあふれまくるのでご注意を。

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この映画は家族の在り方もテーマにしています。
双葉の母親、娘の安澄、そしてもう1人の娘・鮎子との関係は「家族」について深く考えさせられる構成に。血のつながりなんて、どうでもいい…と思わせるほど、熱い家族愛のパンチが連続します。

見どころイメージ3

最近は他人が寄り集まって家族になる、血縁がなくともお互いが必要不可欠な存在であれば家族なんだ、といったメッセージを込めた映画が目立っています。生き方や働き方が多様化している今、家族の在り方もさまざまなカタチがあっていいのだと、そんな考えがスタンダードになりつつあるのかもしれません。

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最後に…

熱い涙を流して気持ちをリセットしましょう。ポジティブな涙はストレス解消効果があります。


映画だけでなく、小説や音楽、ドラマなどを介して心を揺さぶり、思う存分気持ちのいい涙を流しましょう。涙した後は晴れた青空のように、清々しい気持ちになれるでしょう。
次回もどうぞ、「涙活」をお楽しみに!

 書いた人 
  • 監修者写真
    あーやん
    映画コラムニスト
    ライター/動画制作

     

  • とにかく映画が大好き。物心ついたころから父親に連れられて社会派映画からエンタメ映画を観まくりながら育つ。
    学生時代はミニシアターを渡り歩く日々。
    オトナになった現在も、平日・休日問わずで、映画鑑賞が生活の一部。

    目の前にスイーツとコーヒーを並べて映画を観るのが至福の時間♡