
今年も夏の猛暑は酷く、介護される人も介護する人も結構な疲れが溜まっているでしょう。とくにシニアの方は、お家で過ごすことが多くなると、歩くことが少なくなり、運動不足で足腰も弱りがちになります。
秋は暑さも収まり陽射しもやさしくなるので、日向に出るだけでもリフレッシュでき、体にも気持ちにも良いことです。
冬が来れば、また体を動かすことが億劫になるので、秋のうちにご家族でお散歩に出かけたり、可能な人はおひとりでも買い物に出掛けて、体を動かすことを戻しておきましょう。今回は、そんな秋のお散歩向けの靴選びをお届けします。
高齢者のお散歩に最適な履きやすい靴とは?
お散歩にいい季節とはいえ、
「うちのお母さんはすり足気味で、つまずいたりするのが怖い…」
「そもそもひとりで靴を履くのは、時間がかかって大変…」
「足が痛くなるから、歩くのはもういや…」など、いざ、「歩きましょう」「お散歩に出かけましょう」といっても、色々な不安がつきまとうのも事実です。
そこでお悩みやお困りごとを解決できるよう、お散歩に快適な靴の特徴と選び方を、この記事でお伝えいたします。ぜひ秋のお散歩や、リハビリ、日頃の生活にお役立てください。

高齢者向けの靴の特徴と選び方
高齢者向けの靴には一般的なウォーキングシューズと違う特徴があります。たとえば、靴を履くときにかがむのが大変なため、手を使わずに履いたり脱いだりできる設計がされているものがあります。この章ではそのような特徴と合わせて、靴の選び方をお伝えします。
履きやすい・脱ぎやすい靴
まずは上で書いた通り、履いたり脱いだりがしやすい靴が良いでしょう。とくに近年、日本仕様の上がりがまちがなく(あったらあったで昇り降りが大変ですが…)、マンション仕様の玄関に段差がないお家が増えたことにより、腰掛けて靴を履くことも減ってきました。
かがんで靴を履く、紐を結ぶなどの作業がないのは、転倒防止の観点からも重要といえます。
散歩するために大切な履きやすい靴のデザインと機能
靴を履くときに、たとえかがんだとしても、さっと脱ぎ履きが終えられる靴が良いでしょう。ですから、足を入れるときの履き口が大きく開くものが良いです。多くの高齢者用靴の場合、開き方はそれぞれですが、そのように設計されている靴が多くあります。下のスリッポンタイプ「瞬感スポッと」であれば、かがむ必要もなく、より履きやすいでしょう。