暑さが厳しい夏は、屋内でも脱水や熱中症になり救急搬送される高齢者が数多く報告されます。高齢者の脱水は認知症にも大きく影響するため、気温が上がる時期は水分を必要以上に意識する必要があります。
逆に冬場であれば脱水の危険がないと思いがちですが、実は冬の脱水も少なくないのを知っておきましょう。空気の乾燥と暖房の使用から意外と体内から水分が失われていきます。
さらに夏場のように水分を意識しないことから、摂取量も減ってしまうことが原因として考えられます。
認知症の徘徊や強い拒否、暴言やイライラなどの落ち着かない症状は、水分不足と関係しています。1年を通じて認知症高齢者は水分の摂り方に注意が必要です。